株主優待ってなに？優待の基本知識

株主優待は【その企業の株を持っているお礼としてもらえるプレゼント】のことです。
株主優待といえば…テレビやメディアでも活躍している桐谷さん(桐谷広人さん)は株主優待生活をしていることで有名ですよね。

株主優待はクオカード、ギフトカード、商品(食べ物・日用品)、優待商品券、優待割引券、優待宿泊券などなど…
いろいろなものがもらえます。

株主優待のもらいかた

株をいつ持っていても、優待がもらえるわけではありません。
・権利付き最終日までに
・必要株数以上を保有している
株主に優待が届きます。

企業のサイトや株情報サイトなどに、その企業の優待や配当金がもらえる日(権利確定日)が記載されています。

【たとえば権利確定日が7月末日の場合】※7月29日～31日は平日だとします(土日祝じゃない)
7月31日に株を購入するのでは…遅いです！！

7月29日までに株を購入して、7月30日になるまで保有すれば優待がもらえます。

優待が欲しい人は、この3つの日を覚えておきましょう。

権利確定日：優待を取得できることが確定する日。だけど、あまり関係ない日(7月31日)
権利付き最終日：この日までに株を保有する日(権利確定日の2営業日前 7月29日)
権利落ち日：この日になったら株を売却しても、優待がもらえる日(権利確定日の1営業日前 7月30日)

株主優待はいつ届く？

株主優待は約3ヶ月後に届きます。
権利確定日が3月末日の場合、6月中に届くイメージです。でも5月下旬に届くこともあれば、7月上旬に届くものもあります。

季節の商品(新米、旬のフルーツ)はその時期に届くこともありますし、よくわからないけど約半年後に届くものもあるので、企業のホームページで優待発送予定日を確認してみてください。

もしもSNSを見ていて…ほかの人が届いているのに自分だけ届かない！！という場合は、1週間くらい待ってから、その企業に問い合わせをしてみてください。

株主優待のメリット

①投資の利益を実感できる
NISAで投資信託の積立を始めている人は多いのでは？
投資信託で評価益がでていても…すぐに売却するわけじゃないから、利益を受け取っていませんよね。
株主優待をもらえば、投資の利益を受け取れます。

②企業のオススメ商品が試せる
自社商品を優待としている企業も多いです。企業が売り出したい商品を株主に贈ることによって、その商品の認知度アップ！
私たちも優待商品が良かったら、誰かにオススメしたり、店頭で購入したくなりますよね。

③長期保有で優待ランクアップ
企業も株を長く保有してくれる株主に還元をしたいので、保有期間が長い株主には優待品をランクアップしてくれることもあります。

④お得に外食ができる
外食企業で優待を実施しているところは多いです。自炊で節約も良いですが優待券を使って、お得に外食するのも節約になります。

株主優待のデメリット

優待は永遠ではない！
優待が廃止されたり、変更されることはよくあります(泣)

たとえば100株以上でカタログギフトが1冊もらえるオリックス
(※オリックスは2024年3月末で優待廃止)

100株保有していても、2,000株保有していても、もらえる優待は同じなんです。
でも優待品ではなく、配当金で株主に還元をすれば…

このように株数に応じて配当金がもらえるので、公平な還元になります。
企業側も優待品コストの発送コストはもちろん、優待に関する問い合わせの対応をしなくて済みます。

企業は取締役会で優待の制度を変えることができるため、株主優待がもらえる日の直前に優待の廃止・変更もあります。

株主優待を贈るために企業側はコストがかかるので業績が悪ければ、優待品の改悪や廃止もあります。優待の廃止を発表し、配当金も出せる見込みがない場合は、「こんな株を保有していても意味がない！」と売る人が多くなり、株価が下落することがよくあります。

1,000円の優待品をもらえたけど、株価が下がったから売却して10,000円の損をしてしまった！
というのは悲しいですよね。

クロス取引って、聞いたことある？
株価が下がっても損することなく、株主優待がもらえる方法です。
たとえば【1,000円の優待品】を【100円の手数料だけ】でもらうことができます。